寝返りの効果

寝返りは何のために打つの?
 わたしたちは夜眠っているとき、知らないうちに寝返りを打ちます。大人より子どものほうが頻繁ですが(成人すると脳内の姿勢制御機能がはたらくため)、1度の睡眠で平均して20〜30回寝返りをするそうです。子どものなかには、大胆な寝返りをしてベッドから落ちる、朝になると頭と足が反対になっているなどユニークなケースもあります。
 寝ているときに姿勢や向きを変えるのは、より快適な姿勢を探ることです。たとえていうなら、寝ながらストレッチし体位変換をし、筋肉や身体をほぐすようなもの。また、ずっと同じ姿勢で寝つづけると体液(血液、リンパ液など)の巡りが悪くなり、あるいは体温が上昇するので、身体は寝返りを打って自然に調節します。
 起きているときには、重い頭を支えて筋肉や関節に大きな負担がかかります。たとえば、長時間の立ち仕事なら、体液がふくらはぎに溜まって足がむくみます。そのような負担が一部に集中しないように、寝返りをして身体の負担をまんべんなくならして身体の歪みをリセットする役割があるのです。

寝返り防止策を教えて!
 適度な寝返りならいいのですが、夜眠れなくて何度も寝返りを打つのは、いつまでも入眠できないうえ、身体の一部に負担がかかります。また、腰痛のひとが寝返りを打つと、ときには「ウッ」と腰に痛みが走るので、怖くて寝返りができないケースもあります。また、妊婦さんなどはお腹の赤ちゃんを守るために寝返りを禁じられます。そんなときは、抱き枕を使って胎児のように丸くなって寝ると寝返りの回数が減り、安眠できます。