柔らかい敷布団・マットレス

大腰筋の収縮で背骨の曲がり腰痛を発生する人には柔らかい方がいい

 仰向けで足を延ばした姿勢で寝た時に、大腰筋が収縮している背骨の曲がりキツクなることが原因で腰痛が発生する人に適しているのは、適度に柔らかいベッドです。
 柔らいベッドでは、重さのあるヒップが深く沈み込むことで、自然と足を少し前に曲げた姿勢となり、腰部の背骨の曲がりを緩やかにして、腰痛の発生を抑えてくれます。

柔らかいだけではダメ!柔らか過ぎは逆効果

 人間が寝た姿勢ではヒップ、肩、頭、脚の順に体重が分散されます。マットレスが柔らかい過ぎる場合には、最も体重が集中するヒップ部分だけが深く沈み込んでしまう傾向があり、すぐ上にある背骨(腰椎)部分がマットレスの反発力で押し上げられ曲げられることで腰痛を発生することが多々ありますので注意が必要です。

一部のみでなく周囲も均等に沈みこむことが重要

 体重が集中しヒップ部分が沈み込んだマットレスの反発力による腰痛を防止するためには、柔らかいだけでなく、重さの集中する骨盤が沈み込みに合わせて周囲も沈み込むことがポイントとなるので、反発力やマットレスの構造にも注意が必要です。

検証!柔らかいベッドのほうが腰痛が軽くなる

 スペインで、慢性的な腰痛がある300人を対象に行われた実験で、従来使っていたベッドから比較的硬いベッドに交換した人よりも、(10段階のスケールで)中くらいの柔らかさのベッドに交換した人のほうが、腰痛が軽くなったという客観的な実験結果が得られました。(Lancet誌2003年11月15日号掲載)。
 この方法は、医師も実験対象者もどちらにも偏見が入らないやりかたで実験を行いました。腰痛患者300人をくじ引きで2つのグループに分け、ベッドを交換することで腰痛の症状がどのように変化するかといった影響を調査したのです。これによって巷に流布している「腰痛には硬いベッドを」というのは思い込みにすぎず、迷信だとわかりました。

腰痛防止を目的に開発された「体圧分散タイプ」

 寝ている時の腰痛を防ぐ目的で開発された寝具に「体圧分散布団(マット)」というものがあります。程よい柔らかさでヒップをしっかり沈み込ませることで、大腰筋の収縮による腰痛の発生を防ぎます。また、ヒップの重さを分散させ周辺も均等に沈み込むため、ヒップが沈み込み過ぎて腰椎(腰上の背骨)が押し上げられて腰痛を発生する心配がありません。最近、テレビや雑誌でも話題に上ることの多くなり、腰痛対策として今最も注目されている寝具です。
詳細ページ ⇒ 体圧分散タイプ