低反発ウレタンタイプ

NASA開発のハイテクな緩衝素材
 最近とみに「腰痛なら低反発マットレスがいい」とどこでも宣伝していますが、そもそも低反発フォームとは、ロケット発射時の衝撃から宇宙飛行士の身体を守るため、座席の緩衝材用としてNASA(米航空宇宙局)が開発したハイテク素材です。その衝撃を吸収する特性を生かし、さまざまな分野で使われるようになりました。

手で押すと「ゆっくり変形する」のが特徴
 低反発マットとは、ウレタン素材をベースに民間の各社が改良を重ねて開発しています。大きな特徴としては、圧力のかかったところに合わせてゆっくりと変形する点があります。この作用によって体圧が分散され、身体への負担が軽減されます。身体の重みと体温を感じてゆっくりと沈み、身体の形に合わせてフィットし、元に戻るのにも時間がかかるので、理想的な寝姿勢を保つことができるのが特徴です。

 本物の低反発を見極めるポイントは、ズバリ言って2つです。
・ 適度な反発力があるか?(手で押したときの反発がちょうどよい)。
・ 反発力が維持できる時間が長いか?(寿命が長い)

 適度な反発力とは、「低反発マットはゆっくりと変形する」という言葉にだまされてはいけません。巷にある低反発マットは一度押したらなかなか戻ってこないものがほとんどです。極端なことを言えば、「ゆっくり変形してその状態のまま」です。これはいったい、どういうことでしょう?

低反発マットレスは「返り」の力が微妙
 布団に入ったときには、低反発マットが身体をふんわりと優しく包み込んでくれます。ここまではどの低反発マットでも同じはずです。次に、寝返りを打ってみます。本物の低反発マットは身体の動きに合わせ、押し返してくれて、すぐに身体にフィットします。しかし、偽物の低反発マットはへこんだままで、なかなか身体にフィットしません。この「返り」の力が絶妙さが本物の低反発マットの特徴です。